蛇口の材料 ?銅及び銅合金棒
前回、「蛇口の材料は主に銅合金を使っています。」と書きました。そして、銅合金鋳物について少し触れました。
では、鋳物材料以外の銅合金には何があるのか見てみましょう。
代表的なものとして「C3604」(JIS H 3250)というものがあります。この材料は、主に蛇口の部品に使用されている材料です。ミズタニバルブでも数多くの部品に使用しています。
この材料の主な特徴は、
1)市場の流通量が多く、入手性がよい。
2)蛇口は当然ながら水が接触するので、鉄を使うと赤錆が出てしまいます。その点、銅合金は赤錆が出ない。
3)切削性、研磨性等の加工性がよい。
以上のような項目が挙げられます。ここで、「おやっ」と思われた方もいらっしゃるでしょう。前回、「銅合金鋳物」の特徴の中にあった「脱亜鉛が起こりにくい」という項目がありません。それではこの「C3604」という材料は「脱亜鉛」が起こってしまうのでしょうか。
結論、「C3604は脱亜鉛が起こります。」
それを知るために「C3604」の材料成分(含有率)を見てみると・・・
Cu(銅):57.0〜61.0(%)
Pb(鉛):1.8〜3.7(%)
Fe(鉄):0.50(%)以下
Sn(スズ):Fe+Snで1.2(%)以下
Zn(亜鉛):残部
となっています。
Zn(亜鉛)の含有率が「CAC406」の場合、4.0〜6.0(%)となっていましたが、この「C3604」ではその含有率が約40%と大きくなっています。そのために、「C3604」では脱亜鉛が発生してしまうのです。
次回は、この「脱亜鉛」について、少し見てみることにしましょう。
では、鋳物材料以外の銅合金には何があるのか見てみましょう。
代表的なものとして「C3604」(JIS H 3250)というものがあります。この材料は、主に蛇口の部品に使用されている材料です。ミズタニバルブでも数多くの部品に使用しています。
この材料の主な特徴は、
1)市場の流通量が多く、入手性がよい。
2)蛇口は当然ながら水が接触するので、鉄を使うと赤錆が出てしまいます。その点、銅合金は赤錆が出ない。
3)切削性、研磨性等の加工性がよい。
以上のような項目が挙げられます。ここで、「おやっ」と思われた方もいらっしゃるでしょう。前回、「銅合金鋳物」の特徴の中にあった「脱亜鉛が起こりにくい」という項目がありません。それではこの「C3604」という材料は「脱亜鉛」が起こってしまうのでしょうか。
結論、「C3604は脱亜鉛が起こります。」
それを知るために「C3604」の材料成分(含有率)を見てみると・・・
Cu(銅):57.0〜61.0(%)
Pb(鉛):1.8〜3.7(%)
Fe(鉄):0.50(%)以下
Sn(スズ):Fe+Snで1.2(%)以下
Zn(亜鉛):残部
となっています。
Zn(亜鉛)の含有率が「CAC406」の場合、4.0〜6.0(%)となっていましたが、この「C3604」ではその含有率が約40%と大きくなっています。そのために、「C3604」では脱亜鉛が発生してしまうのです。
次回は、この「脱亜鉛」について、少し見てみることにしましょう。
蛇口の材料 ?銅合金鋳物
蛇口の材料は主に銅合金を使っています。
それはなぜでしょうか?
1)銅合金は、市場の流通量が多く、入手性がよいから。
2)蛇口は当然ながら水が流れるので、鉄を使うと錆びて赤錆が出てしまいます。その点、銅合金は赤錆が出ないから。
3)蛇口は見た目、表面が滑らかですが実は、その内側は水の通路が実に複雑に入りくんでいます。その通路を作るには「鋳造」が適しているから。
4)水には地域性があります。地域によってはその水が悪さをすることがあります。その代表的なものが「脱亜鉛」。銅合金はこの「脱亜鉛」が起こりにくいから。
5)切削性、研磨性等の加工性がよいから。
以上のような理由から、昔から蛇口の材料には銅合金が多く使われています。
今回はタイトルにあるように「銅合金鋳物」(JIS H 5120)について・・・。
JIS規格を見て見ると、実に多く(30種類程度)の銅合金鋳物の種類があることが分かります。
その中でも、蛇口に使われているのが、「CAC406」といわれる種類です。
この「CAC406」の材料成分(含有率)は以下のようになっています。
Cu(銅):83.0〜87.0(%)
Sn(スズ):4.0〜6.0(%)
Pb(鉛):4.0〜6.0(%)
Zn(亜鉛):4.0〜6.0(%)
+残部
また、これ以外にミズタニバルブが使用している材料に「CAC407」があります。
この「CAC407」の材料成分(含有率)は以下のようになっています。
Cu(銅):86.0〜90.0(%)
Sn(スズ):5.0〜7.0(%)
Pb(鉛):1.0〜3.0(%)
Zn(亜鉛):3.0〜5.0(%)
+残部
「CAC406」と比較すると、特徴としてPb(鉛)が低くなっています。
それはなぜでしょうか?
1)銅合金は、市場の流通量が多く、入手性がよいから。
2)蛇口は当然ながら水が流れるので、鉄を使うと錆びて赤錆が出てしまいます。その点、銅合金は赤錆が出ないから。
3)蛇口は見た目、表面が滑らかですが実は、その内側は水の通路が実に複雑に入りくんでいます。その通路を作るには「鋳造」が適しているから。
4)水には地域性があります。地域によってはその水が悪さをすることがあります。その代表的なものが「脱亜鉛」。銅合金はこの「脱亜鉛」が起こりにくいから。
5)切削性、研磨性等の加工性がよいから。
以上のような理由から、昔から蛇口の材料には銅合金が多く使われています。
今回はタイトルにあるように「銅合金鋳物」(JIS H 5120)について・・・。
JIS規格を見て見ると、実に多く(30種類程度)の銅合金鋳物の種類があることが分かります。
その中でも、蛇口に使われているのが、「CAC406」といわれる種類です。
この「CAC406」の材料成分(含有率)は以下のようになっています。
Cu(銅):83.0〜87.0(%)
Sn(スズ):4.0〜6.0(%)
Pb(鉛):4.0〜6.0(%)
Zn(亜鉛):4.0〜6.0(%)
+残部
また、これ以外にミズタニバルブが使用している材料に「CAC407」があります。
この「CAC407」の材料成分(含有率)は以下のようになっています。
Cu(銅):86.0〜90.0(%)
Sn(スズ):5.0〜7.0(%)
Pb(鉛):1.0〜3.0(%)
Zn(亜鉛):3.0〜5.0(%)
+残部
「CAC406」と比較すると、特徴としてPb(鉛)が低くなっています。


